塊根の花 [コミック(電撃)]
塊根の花 (Dengeki comics EX)
八房龍之助
ジャックとジュネのシリーズ本。
やっぱりこの二人の謎な感じはとても好きです。相変わらず血なまぐさい傾向の話がほとんどなのですけど…まあ、ジャックが魔法使いだと公言したのでそれでいいのかな。私はあまり髪が長くないほうのジャックのほうが好きだなあ。
この本の後半部分は連載モノになってますが、ジュネの過去ばなしに触れているところが出てきます。彼女がジャックとであう前の世界にいた人物との再会。「絶対に知られちゃいけないんです」で語られた「二人居れば全てこと足りる」という人間関係の理論。まっとうではないとラスキンが言ったジャックのことですが、ジュネも魔法が使えないだけである意味同じ世界に生きている人だったのですね…。二人が不思議な絆をもてたのは、そういう同じ理論があったからなのかなあと思いました。悲しい理論ですが。そして、そういう部分がとても魅力的に思えて本を買ってしまう私は…「こと足りる」とは思ってなかったりして、なんか面白いです。
この二人のシリーズはこれ以降どうなったんでしょうねえ。雑誌を買わなくなったので、情報がさっぱりです。
タグ:八房龍之助
宵闇眩燈草紙1~5 [コミック(電撃)]
宵闇眩燈草紙 1 Dengeki comics EX
八房龍之助
オカルトというか…妖しい話が八房さんの絵柄ととてもマッチしていて惚れ込んで読んでいた作品。
場所は日本なんだろうけど、時代がいまひとつよく解らなかったりしてるのは、話の内容が現実を超越しているからなんだろうなあ。出てくる人物も骨董やの美女、違法営業の医師、妖術を使う男などなど説明がなかなかにつけにくかったりする。ジャックとジュネの世界が西洋だとすると、そういう背景を和に取り込んだというかんじなのかな。幽霊やら、人魚やらそういった類の話がたくさん出てきて血なまぐさかったりもするのですが、それでも不思議と強い不快感はなかったりしました。なぜなんでしょうねえ。たぶん、ところどころに入るキャラのオモシロ会話なんかが緩和してくれているのかもしれません。骨董屋の美女・美津利って…例の魔女とつながってるのかな?というような妄想も見させてくれる不思議な作品です。
諸事情で、人魚の回までしか読んでなかったりするので、やっぱり続きを読みたいなあと最近また思っていたりします。そういえば、私のいちばんのお気に入りは虎蔵でした。
(以下続巻)
宵闇眩燈草紙 (2) Dengeki comics EX
宵闇眩燈草紙 (3) Dengeki comics EX
宵闇眩燈草紙 (4) Dengeki comics EX
宵闇眩燈草紙 (5) Dengeki comics EX
タグ:八房龍之助
仙木の果実 [コミック(電撃)]
仙木の果実 (電撃コミックス EX)
八房龍之助
電撃大王を買いはじめたころ、じわりじわりとその独特なタッチの絵柄にひかれていった作品であります。はじめて読んだ作品が、表題の「仙木の果実」でした。線のきれいさとストーリーのブラックな部分が妙に私のツボにはまり、このジャックとジュネのシリーズの本を見つけた時に飛びついた訳です。内容に反して可愛らしいコマが入ったり、少年のような無邪気さが見え隠れするジャックと美少女といえる容姿に激しいアクションをこなすジュネ。読みこんでいくうちに二人の多く語られない部分がちらりと見えるたびに、どきどきさせられるというか…これがはまりというのでしょうね。ジャックが本の最後の作品で自分の職業を明言していますが、そうじゃなきゃ説明つかないものが多いんですけど(笑)まあ、しょっぱなのはなしからして、ホラーというかオカルトというか、それを主人公から見てコメデイみたいにしてしまうというのが、少々血なまぐさいコマもさらりと読ませてしまっているというか…いや、ほんとに、この手の本わたし苦手なはずなのに買ってしまっています。ひきこまれる魅力ということなんでしょうか。因縁やジャックの秘密など、これから明かされるのかどうか…次巻を期待したいと思います。
タグ:八房龍之助
To Heart Remember my memories [コミック(電撃)]
To Heart Remember my memories (電撃コミックス)
高雄右京
電撃大王で連載してたもののつづきになるのかな?こんなのがあるとは全然知らなくて、本屋で見て飛びついてしまいました。正直、立ち読みで読むのは危険なほど泣ける部分が多いです。
あかりちゃんとの完結編というかんじなんでしょうか。マルチとあかりちゃんをまだてんびんしてたんかいっ?!って読み始めは突っ込みかけたんですけどね。いいラストでしたよ。ほんとに。
タグ:高雄右京
かしまし [コミック(電撃)]
かしまし~ガール・ミーツ・ガール 1 (電撃コミックス)
桂遊生丸/あかほりさとる
あかほりさん、やっぱりこういうお話好きなんだなあ…。死にネタやオンナノコ脱がし確信犯のあかほりさんの原作だから、いくら絵柄がほわほわしてても、きっとあんな感じ(と想像つく)なんだろうなと思っていました。うん…やっぱりね。
表紙にはオンナノコが三人出てますが、そのうちのまんなかのこは元は男の子。性別が変ったからこそ見えるものや感じることを男の子が勉強するおはなし。美しく書いているけど、宇宙人ネタだし…。オネニーサマだし。(ほんとにこの表記好きだなあ…)
過去の作品を色々読んできている私には、美しさはあまりすんなりはいってこない。というか、きっと年齢のせいでもうこの手の話を美しさだけで読めなくなったんだろうなあ。ネットでの評が思ったより良いのでおどろいたけど、アニメ化されてるのよね。それならなんか納得。
あかほりさんの作品は、もう狙った所へ必ずいってくれるところがとっても好きな部分ではあるのだけど。元々とっても才能あふるる構成作家さんなので、好き勝手しないで作品に徹すると結構ツボなお話を作ってくれる人です。私としてはラムネの時代が一番すきかなあ…。古本屋で…立ち読みしちゃったよ…全巻立ち読みで読めちゃったよ。
小説も出てました。未読ですが。
こっちはファンブックって、アニメの方かな?
アニメ版
岩佐とも子,あかほりさとる,桂遊生丸,花田十輝
出版社/メーカー: バンダイビジュアル
…えー?!花田十輝さん?!!!