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漫画家とヤクザ 2 [コミック(ラブコフレ)]

漫画家とヤクザ 2【ブックマーカー特典付】 (ラブコフレコミックス)
漫画家とヤクザ 2【ブックマーカー特典付】 (ラブコフレコミックス)
コダ

2巻目です。読み終わって、思いのほか新しい展開でこれはまだ続くなとニヤリ。
いや、結構なはまり具合です。1巻で酷いきっかけで始まった吾妻さんと累ちゃんですけど、二人の中にちゃんと恋が芽生えているのに、二人がそれに気が付かないようにしている。吾妻さんの場合はたぶん本気の恋を知らないという部分が大きいんでしょうけど、累ちゃんは本気になる怖さと、本気になって嫌われる怖さとを同時に感じているようです。離れたくないけど、今のままももやもや。色々な人から吾妻さんの数多くいる女の一人だとズバッと言われてショックを受けているようだし…。
新キャラというか、キャバ嬢の蝶子さんとかから牽制されたり、吾妻さんの過去のこととかがちらちらと出てきて、彼を形作ってきたものが見えてきます。それが、累ちゃんにどれだけのことを与えるんでしょうか。蝶子さんに言われたことに傷ついて、彼を拒否する形をとってしまったり…。
そこへ新たなつながりができてびっくりなのが中野さんでした。いやーこれ、累ちゃんの仕事にこう関わるのかという部分でなかなかに面白かったです。でも、こういう部分であっても中野さんはある意味二人のことを認めているんですよねむかつきながら。
可愛い恋愛が少しずつ育つ感じなんですけど(やってることはもちろん大人ですが(笑))二人の心が育って両想いをかみしめるまでに時間があるのかなっていう感じがします。
一気に吾妻さんがわの世界が動き始めてますしね…。
遊園地デートよかったですね。吾妻さんの世界になかったものをたくさん累ちゃんが与えていってくれている。これは、彼がかつて欲しかったものばかりなんじゃないのかな…。名前で呼ばれることさえもそんな印象を受けました。
電子で新作はその都度読んでますんで、ちょっと先も知ってますが、そこから先の話は3巻を待って書きたいと思います。
タグ:コダ
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愛に目覚めた億万長者 [コミック(ハーレクイン)]

愛に目覚めた億万長者 (ハーレクインコミックス)
愛に目覚めた億万長者 (ハーレクインコミックス)
伊藤悶/ジュリア・ジェイムズ

あの過去があるかぎり、わたしは恋をしない。できるわけがない。モデル事務所で働くセレステは男性を遠ざけて暮らしてきた。しかし、パーティーでラファエルと出会って星の話をしたとき初めて、心が揺れるのを感じた。セレブの彼は通りすがりの私なんてすぐに忘れるわ。しかし、帰ると部屋は一面の花束で埋めつくされていた。遠ざからなければ。そう思って出かけたバカンス先にも彼は現れ、魅力的な笑顔で甘くささやいてくる。お願い、わたしの心をこじ開けないで…。

結構衝撃的なお話でした。ハーレクインにはそういう過去を、現実に今生きている女性もたくさんでてきますが、原作では出会っていてもコミックで読んだのにそう数はありません。セレステが過去の心の傷として抱えて生きてきたものは、何も知らない他人から見ればただ強欲ゆえの汚点に見えますが、本当のことを知ればどれほどの決意と心が壊れても成し遂げようとしたのかという高潔ささえ感じられるものです。実際、その心を蝕むほど事実は彼女を汚染してしまいました。そして未来を隠してしまったのです。そんな時に現れた彼女を見初めたラファエルは、自身の苦労もあって彼女を理解してくれるにふさわしい人でした。ただ、彼の心を知れば知るほど、セレステはかたくなになりました。自身の過去と向き合うことを止めてしまったからです。それでもゆっくりとゆっくりと、彼は待ってくれました。彼女が心を開いて未来を望む日を。お話はかなり厳しいところもありますけど、最終的には二人が結ばれるシーンで泣けましたね。
伊藤さんの心理描写はとても好きで、そのせいで作家買いをするひとりです。この本は買いそびれていてお友達に譲ってもらったんですが手に入れられてよかったです。
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ラブコメ・オブ・ザ・デッド [コミックその他]

ラブコメ・オブ・ザ・デッド (リラクトコミックス Hugピクシブシリーズ)
ラブコメ・オブ・ザ・デッド (リラクトコミックス Hugピクシブシリーズ)
うるひこ

ホラー映画を見るのが好きな彼女、ラブコメが好きな彼。マンションのお隣同士で知り合った二人は一緒に映画を見る仲になり、さらに恋愛指南を彼にお願いする彼女。同じ会社の気になる先輩とのデートを教授した後、その3人は不思議なつながりを見つけてしまう。
ただ単にお部屋のお隣同士から始まるラブコメと思っていたら、これがどうにもラブコメというよりもっとラブキュンでした。
いつも人気者の兄の陰役に回ってきていた輝之くんの気になる人は、また兄が本命だったと感づくシーン。なんかもう感情移入してしまって、こっちまでなぜか泣けてきてしまいました。そこから彼が取った行動がまた可愛らしくて彼らしくて…。告白して玉砕して失恋というのが本当なんだろうけど、自己完結でも失恋って言っていいのかなとか、そんなことを考えていました。相手の気持ちを思いはかるばかりに、誤った判断で身を引きうまくいかなかった恋なんて世の中に山ほどあるんでしょうね。個人的に自分の過去もそれに該当するものがあるので、泣けたのかなと思います。
うるひこさんの作品はピクシブで読んでいてファンになりました。可愛い感じの絵ですが、表情がすごくいいですよね。もう一つ作品があるんですが、それもいずれ手に入れたいと思っています。
タグ:うるひこ
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執事たちの沈黙 5 [コミック(フラワー)]

執事たちの沈黙 5 (フラワーコミックス)
執事たちの沈黙 5 (フラワーコミックス)
桜田雛

作品の前に、一言。
カバーの前折り返しにある和巳さんの怪盗キッドのこすぷれイラストだけでもうクラクラクラ~!!!

相変わらず椿ちゃんのわがままっぷりに振り回されている和巳さん。そして諦めわるい割に印象薄い白鳥くん(笑)気の毒な執事ーズ…大人だから分別があるだけというか、自制心があるのをあんないい方(笑)ほんとに毎回思うんだけど、椿ちゃん好きになれない。
ヒロインなのになあ…共感できるとこが少ないからだろうな。でも、あまりにも和巳さんが年齢の割にピュアに彼女のことを守ってるのが可愛らしくて読むのを止められない。クズ自覚してるような人なのに、そういう人って自虐意識持ってる分ほんとはピュアなんだよねえ。椿ちゃんのお母さんが言ってた優しいクズに女は弱いってやつだわ。
大人になろうとして和巳さん踏み台にしようとするとか、もう人として矯正すべきとこありすぎなんだとおもいつつちょっと改善の兆し?あの夜以降、椿ちゃんが夢見る恋(歳三への気持ち)から本当の恋(和巳への思い)に変わってきているところが見えてきてる感じなのかな。
後半二人のデート(?)おでかけのあたりすごく良かった。椿ちゃんは、ようやく正しい道を見つけたのかな?…わがままお嬢様から、普通のかわいいわがままくらいになってくれるのはいつなのかなあ…。それと、今回和巳さんの実家の話がちらりと出てきたんですが、これって伏線ですよね。どうなるのかなあ。6巻楽しみにしています。(本誌を買わず単行本派です)
タグ:桜田雛
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ばいばいリバティー 4 [コミック(マーガレット)]

ばいばいリバティー 4 (マーガレットコミックス)
ばいばいリバティー 4 (マーガレットコミックス)
八田鮎子

4巻です。いよいよ最終巻ですね。
3巻のラストからの流れで、理奈ちゃんの切ない気持ちが募っていきます。誰にでも優しい匠のことを解ってはいても、このタイミング。告白は遂行されませんでした。
だけど、気持ちがまだ下がっていない匠にとって理奈ちゃんの対応は完全に失敗の状態です。
何がダメだったのかが解ってなかったために、一番はずしてはいけないタイミングを見失ってしまったということですね。問題は二人だけでなく、元カノちゃんにまだ気持ちがあるということ。それを見誤った彼の失敗はそういうことです。
いや、なんか思った以上に千都くんがいいお仕事をする人でびっくりです。自分のことをいい人じゃないと言いながら…。でも実際はどうだったのかな。理奈のことはホントに気に入っていたような気もするし、貧乏くじを引いてあげたいい人って感じに私には見えました。
この作品って基本ラブコメだけど、匠くんの仲良し3人組の友情もよかった部分でした。最後に千都くんがああなったせいで、虎島くんがかすんだのがもったいなかったけど。あと、理奈のお母さんの職業が漫画家だという部分は最後に報われていましたよね。どういう引用につながっていくのかと思っていたんですが、匠くんとつながるとは…。
たぶんお互いに本当の意味の初恋を成就しあえたんではないかというお話でした。可愛らしいだけでなく、相手を思いやる心が付いてきたのは10代の恋にしては深かったな。
何度もかきますが、どっかで虎島くんと千都くんの恋も描いてくれないかとちょっとおもったりしますよ。
タグ:八田鮎子
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